プレゼンテーションの際にPowerPointではハンドアウトとして1枚の紙に4枚や6枚などのスライドを印刷したものを配ることが多い. BeamerなどLaTeXでスライドを作成している場合も,そういったPowerPointのようなハンドアウトもできればLaTeXで作りたい. そういう時の解決法.
pdfpagesパッケージを使ってスライドのPDF(下記のコードではmain.pdf
)を読み込んで配置する.
\documentclass[dvipdfmx,uplatex,a4j,landscape]{jsarticle}
\usepackage[top=12.7truemm,bottom=12.7truemm,left=12.7truemm,right=12.7truemm,landscape]{geometry}
\usepackage{pdfpages}
\begin{document}
\includepdf[pages=-,nup=2x2,frame,noautoscale,delta=5mm 8mm]{main.pdf} %横に2x2の4枚
\end{document}
こんな感じのLaTeX文書を書くと
こんな感じのハンドアウトができる.
簡単に解説すると,\includepdf
のnup
オプションで並べる枚数(ここでは2x2の4枚)を指定し,frame
オプションで枠を付け,noautoscale
およびdelta
オプションで各スライド間の余白を作っている.